足が千!
うらやましい名字です。
そしてお写真の素晴らしいロケーション!
これから完走パーティーに行くというタイミングのくじ引きで千足さんの名前を引いてしまったのですが、足が速そうなお名前に、どうせなら走る時に引きたかったと無念に思いました。

パーティー会場のそばの、岩場と滝(人工)。
千足さんの写真を真似て岩場のどこかに嵌れないかなあと心では思うものの、体は筋肉痛でとてもついていかないの図。
筋肉痛の太ももに階段の下りはきつい試練ですが、明日のフルマラソンの予定をハーフに変更した武内さんは笑顔でピースサインです。
全員にオプションでついている明日のマラソンですが、「明日はもう走らない」と欠場を決めている人もいました。
この、真ん中の人が「もう走らない」の人なのですが、この人のことをわたしと武内さんは、ずっとチャラ男と呼んでいたんです。
チャラ男は去年の大会で、わたしをつかまえて「ビューティフル」とか言ってきて、ビューティフルってことはないじゃないですか。でも本心はうれしいじゃないですか! それでフェイスブック見てみたら何千人という友だちがいて、ただの女好きだった。そこで、一瞬浮かれた自分を戒める意味も込めてチャラ男というあだ名になったのですが、武内さんが、「今日の30kmエイドで、チャラ男、足が痛いって言ってシクシク泣いていたんだよ。チャラチャラ走りやがってと思ってたけど、見る目が変わったよ」という話をしてくれて、うっそ〜、チャラ男泣くんだあ〜!
体が健康な時なら鼻で笑ったかもしれませんが、自分も周りも、身体にどこかしらの不備があるこの時に、シクシク泣いているひげ面の大男の話にはぐっと来るものがありました。
もうチャラ男と呼ぶのはやめようと思った。それで、ホワッチュアネーム? と名前を聞くと「デイヴィット」だそうで、わたしの知ってるデイヴィットって柄じゃないと思いました。
プロジェクターには今大会の名場面集が投影されています。
基本的に、皆走っているだけなので画面は単調です。知り合いでも映っていないと楽しめない内々のアルバムなのですが、一週間ともに過ごしたためにそれぞれ浅い顔見知りレベルにはなっていて、レースのおさらいとしても楽しめました。
武内さん、父が出てくると、こんなふうに走っていたんだなあと感慨深く、熱い気持ちがこみ上げてきます。
それから、ゴールする時に倒れ込んだ自分のシーンは客観的に見てもスパイシーなものでした。苦い唾液が出ました。
「一生懸命」または「一生懸命なふり」を得意としてきた自分ですが、キャラの賞味期限は大丈夫かを真面目に考え始めました。
キャラなんて意識せずとも自然に大人になれると思っていたら、もう30を目前にして精神年齢が全くついてきておらず、首をかしげるばかりです。
チャラ男のことをとやかく言っている場合じゃありませんでした。
表彰式が始まりました。
完走率は100%!
去年は何人か故障で離脱した人もいましたが、今年は全員完走です。
ゼッケン番号順に整列するのですが、ゼッケンはなんと年齢順だったのでした。
父は3番目に高齢でした。
自分の加齢のことばかり考えていましたが、父ももうおじいちゃんなんだなあと心の中でどよめきました。
マルコが父を讃えてくれてうれしかったです。
マルコ、北海道のサロマ湖ウルトラマラソンに出るそうです。
マルコを見かけたら応援してほしいです。
壇上のメンバーが交代しました。
あれー、あの人よりあの人のほうが年上かあー、とか、あの人若く見えるね、とか、ついつい下世話な会話が弾みます。

武内さんは、毎日ひっぱってくれたこのお兄さんが年上だったことに心底ほっとして「よかったー!!」と絶叫していました。
「私のほうが年上だったらどうしようと思ってたんだよ! おばさんのお世話とかいやじゃん! 介護じゃん!」だそうで、耳が痛かったです。
今まで当たり前のように初心者面をしてきましたが、もう自分たちがそろそろ引っ張る立場になってもおかしくないのですね。
しかしわたしは世代交代をまだ直視したくありません。
いざ我々の番になると、お姉さんだと思っていたリンダが自分よりも年下の位置にいて、ええっ! と驚きを顔に出したら、リンダのほうから「エントリーが遅かったからここなんだよ!」と笑顔で答えてくれました。
あきちゃん。
白い。
自分。
ピッピ。
リンダ。
卒業式のようで、少しの寂しさがありました。

全体表彰式が終わると、上位入賞者の表彰です。
どうもすみません。
自分の次は、1位の女子の表彰を物陰から見守ります。
おめでとうございます。

1位って顔してる〜!
自分の2位という順位について、「他に速い人がひとりしかいなかったから。全然すごくない」と謙虚に思っていたのですが、1位の女も「他に速い人がいなかっただけ」と言っているに違いないと思うと悔しかったです。
でも勝者の余裕ですごくやさしくしてくれました。
人格者!
悔しいです。
田上くん(あだ名)に説得される武内さん。
オペラ歌手の歌よりも盛り上がりました。

記念撮影とごちそうをめまぐるしく捌きながら宴は進みます。
ラブ&ピースポシェットの女子が、ウェアに皆のサインをもらうというピースフルなことをしていて、言動に筋が通っているなあと感心しました。
24時間テレビみたいでした。
ロビーでWi-Fiを探していると、田上くんの奥さんがとうもろこしと芋餅をくれました。
おなかいっぱいで食べられなくても、施しはうれしかったです。
明日はもう50kmとか走らなくていいんだー! と思うと一挙に気が楽になって、修学旅行のような気分でした。
武内さんと、台湾における日本のAVのこととか話した。
それについてはまた後日書きます。
チャラ男は去年の大会で、わたしをつかまえて「ビューティフル」とか言ってきて、ビューティフルってことはないじゃないですか。でも本心はうれしいじゃないですか! それでフェイスブック見てみたら何千人という友だちがいて、ただの女好きだった。そこで、一瞬浮かれた自分を戒める意味も込めてチャラ男というあだ名になったのですが、武内さんが、「今日の30kmエイドで、チャラ男、足が痛いって言ってシクシク泣いていたんだよ。チャラチャラ走りやがってと思ってたけど、見る目が変わったよ」という話をしてくれて、うっそ〜、チャラ男泣くんだあ〜!
体が健康な時なら鼻で笑ったかもしれませんが、自分も周りも、身体にどこかしらの不備があるこの時に、シクシク泣いているひげ面の大男の話にはぐっと来るものがありました。
もうチャラ男と呼ぶのはやめようと思った。それで、ホワッチュアネーム? と名前を聞くと「デイヴィット」だそうで、わたしの知ってるデイヴィットって柄じゃないと思いました。
基本的に、皆走っているだけなので画面は単調です。知り合いでも映っていないと楽しめない内々のアルバムなのですが、一週間ともに過ごしたためにそれぞれ浅い顔見知りレベルにはなっていて、レースのおさらいとしても楽しめました。
それから、ゴールする時に倒れ込んだ自分のシーンは客観的に見てもスパイシーなものでした。苦い唾液が出ました。
キャラなんて意識せずとも自然に大人になれると思っていたら、もう30を目前にして精神年齢が全くついてきておらず、首をかしげるばかりです。
チャラ男のことをとやかく言っている場合じゃありませんでした。
完走率は100%!
去年は何人か故障で離脱した人もいましたが、今年は全員完走です。
ゼッケン番号順に整列するのですが、ゼッケンはなんと年齢順だったのでした。
父は3番目に高齢でした。
自分の加齢のことばかり考えていましたが、父ももうおじいちゃんなんだなあと心の中でどよめきました。
マルコ、北海道のサロマ湖ウルトラマラソンに出るそうです。
マルコを見かけたら応援してほしいです。
あれー、あの人よりあの人のほうが年上かあー、とか、あの人若く見えるね、とか、ついつい下世話な会話が弾みます。

武内さんは、毎日ひっぱってくれたこのお兄さんが年上だったことに心底ほっとして「よかったー!!」と絶叫していました。
「私のほうが年上だったらどうしようと思ってたんだよ! おばさんのお世話とかいやじゃん! 介護じゃん!」だそうで、耳が痛かったです。
しかしわたしは世代交代をまだ直視したくありません。
白い。
リンダ。

全体表彰式が終わると、上位入賞者の表彰です。
後頭部に千足さんの顔があって本当に良かった!
気恥ずかしいこんな場面では後頭部に頼りっぱなしです。
おめでとうございます。

1位って顔してる〜!
自分の2位という順位について、「他に速い人がひとりしかいなかったから。全然すごくない」と謙虚に思っていたのですが、1位の女も「他に速い人がいなかっただけ」と言っているに違いないと思うと悔しかったです。
人格者!
悔しいです。
壇上へと誘導されます。
スピーチと、ドラえもんの歌を披露してくれました。オペラ歌手の歌よりも盛り上がりました。

24時間テレビみたいでした。
千足さんお疲れさまでした。
右端がわたしの完走記念盾なのですが、使われている写真が正面ではなく後ろ向きの一枚で、本人ながら目を疑いました。
自分から指定したわけではないのに、公式完走証に後頭部が使われている!!
すごい計らいに感無量です。
台湾ではもうわたしの後頭部は完全に公認なんだなと思って鼻が高かったです。
おなかいっぱいで食べられなくても、施しはうれしかったです。
明日はもう50kmとか走らなくていいんだー! と思うと一挙に気が楽になって、修学旅行のような気分でした。
武内さんと、台湾における日本のAVのこととか話した。
それについてはまた後日書きます。
かと言ってひとりで出てもなあ。
これが最後と思って、切ない気持ちで翌朝目覚めました。
この6日間の、メダルです。