車の窓ガラスには雨粒がびしゃびしゃと打ち付けています。
タイは今雨期だから毎日こんな感じ、とのこと。エブリデイ? オーノー。眉が下がりました。
ガイドさんに教わったタイ語のメモです。
コプクンカー、ありがとう。
に始まり、おっぱい大きい→ノームニャーイとか、おならくさい→トッドメーンとか、修学旅行生の悪のりっぽい単語を訊いてみるとガイドさん大爆笑。すごくたのしそうで見ているこちらがうれしくなりました。ひたすらたのしい時間でした。たまにこういうことあるよな、と思う。たまに、全然予期していなかったところで完璧にたのしい空間が生まれることがあって、それが後頭部のリンダさんを中心として起こっている奇跡を思うと涙が出そうでした。バンコクの渋滞のワゴン車が幸せな笑いの渦に包まれていることを、ブラックリストのせいでパスポートをつくれないリンダさんとも共有できたらいいなと思いました。
全然読めないおもちゃみたいな文字もうれしいし、何をかもが目にあたらしくて、タイだタイだ! と興奮しながら歩きました。
パクチーのにおい、
メットなしのバイク、
麺を頼みました。半透明の平たい、お米の麺だと思う。
ひとつ25バーツ(75円)くらいです。
寒いところならば厚着できるので貴重品を隠す場所に困らないのですが、薄着だとポケットが限られるため苦労します。
こちらでは氷と穴はセットが一般的のようです。
黒糖しょうが湯に浸かった豆腐のようなものを買いました。
飲料もビニール袋に入れて販売される無防備さに驚きました。針でつついたらピューってなるじゃんと思って、テロ心が芽生えた。
武内さんの寝静まったホテルでわたしはクジ作り。
ポテトの表面がオイリーなのでマジックがなかなかのらず苦心しました。
ポテトスナックはキャンバスには不適切です。
武内さんが起床したらがんばりを誉めてもらおうと思ってクジを広げっぱなしで寝たら、翌朝、湿気を吸ってぶよぶよになったポテトが恨めしげにしていました。
後頭部の、暑さと湿度との戦いもこれから始まるのでした。