まず、246kmの部。
井上さんの、宣言通りの鮮やかな優勝。
2位以下の方と並ぶとすごい! すごい浮いてる! でも優勝者だから浮いてていいのか! 浮世離れしてるのがむしろいいのか!
井上さんの通訳付きの長い立派なスピーチは会場の後ろのほうまでは届かず、わたしはその輝かしいお姿を俯瞰で凝視しながら、なぜ見栄えがイマイチなのかについてじっくり考察しました。せめて会場が室内だったらもっと袴が栄えたと思う。暖色のスポットライトや、紅白幕なんかもあると、より空間とマッチしたことでしょうね。でもそれも結局負け惜しみだから、「お似合いですね〜」ってにこにこ、お声掛けさせていただきました。
次回優勝されるときは会場設営まで見越したセルフプロデュースをされていそうです。成功者の最終形態!
揺るぎない優勝への確信があると、世界はいろんなふうに広がるんだなあと感心しました。
おめでとうございました!
石川さん、名前呼ばれました!
106km表彰式。
表彰式とは思えない!
びっくりするほど華がない!
井上さんとの落差に目眩がしました。石川さんに苦情を言うと、「走り以外で目立ってもしょうがないですから。」とか言って、あっ今、井上さんのことディスった? ディスった!?(ディスってません。)
石川さん27歳にして全然はしゃいでくれずつまらなかったです。それどころか「優勝だけど内容には満足してない」って厳しく内省していて、若者め、ますます強くなるつもりだなと思いました。
おめでとうございました!
竹田さんに至っては、名前を呼ばれたのに表彰台に上がりもしない枯れっぷりで、竹田さ〜ん! もっと成績、ありがたがって〜!!
リタイアしたわたしは外野からハイテンションで思いました。壇上に上がる竹田さんの笑顔もわたしは見たかったです。
あと、性根の腐ったことを腐った目で言うと、大島さんがリタイアでいてくれてありがたかったです。大島さんのリタイアとわたしのリタイアとでは質が全然違いますが、表彰式の間は大島さんを同じ穴のムジナだと思って心の拠り所にしました。わたしなんぞに勝手に仲間意識持たれてしまって本当に御愁傷さまですが、ありがとうございますありがとうございます。
表彰式の壇上は特別なしつらえのない、簡素な舞台でしたが、そのぶん皆の精悍な顔つきが際立っていました。
乱視だからほんとはあまり見えなかったけど、絶対みんないい顔してた。
各人の目指すスタイルが式での一コマから透けて見えてくるようで、「マラソン」と一口で言えども単純ではないんだな、そこには各人各様のそれぞれ異なる豊かな思想があるんだなと実感しました。
バラエティに富んだトップランナーの方々へ、尊敬の念が高まりました。
水浴びとシャンプーをしてさっぱりしてきた武内さんです。
いっしょに表彰式に見惚れていると、「アキコ・タケウチ!」のアナウンス!!
なぬ!!
わ〜! あきちゃん〜!
4位、初めての表彰台です!!
うん!
いいです!
優勝みたいな満面の笑み、爽やかです!
髪型良し、笑顔良し、色白良し、ワンピ良し、……で、靴下余計!!
足元もっさり!
でも背伸びしてスタイル良く見せようとしているのがミニモニみたいでかわいかったです。
おじさんの顔も心なしか、男子の表彰式の時より楽しそうに感じました。台湾のみんなのアイドル、武内明子です。
いいです!
優勝みたいな満面の笑み、爽やかです!
髪型良し、笑顔良し、色白良し、ワンピ良し、……で、靴下余計!!
足元もっさり!
でも背伸びしてスタイル良く見せようとしているのがミニモニみたいでかわいかったです。
おじさんの顔も心なしか、男子の表彰式の時より楽しそうに感じました。台湾のみんなのアイドル、武内明子です。
おめでとうあきちゃん!!
来年も出たいね、出たいよね?
来年も出たいね、出たいよね?
表彰式のあとは食事の配給がありました。
長い行列に、順番待ちのランナーたちが疲労でカリカリしていました。
出遅れた武内さんがやっと食事を始めようとしたその時に、バスに乗り込む時間が来てしまいました。
長い行列に、順番待ちのランナーたちが疲労でカリカリしていました。
出遅れた武内さんがやっと食事を始めようとしたその時に、バスに乗り込む時間が来てしまいました。
バイキング形式できれいに盛りつけられたおかずを、深めの紙皿にべちゃべちゃ流し入れて両手でひっつかむ武内さんのたくましさに、わたしはほっこりしました。バスの車内で食べるんだそうです。
難民のコスプレ、似合ってるよ〜!