後頭部ビジネス

若木くるみの後頭部を千円で販売する「後頭部ビジネス」。
若木の剃りあげた後頭部に、お客さんの似顔絵を描いて旅行にお連れしています。


*旅行券の販売は現在おおっぴらにはしていません。*

2016年5月23日月曜日

あきちゃんの回想 106km

武内さんの語りでお送りします。
主にラインメッセージから抽出しました。(ベッキー)



「台中からスタート地点までも、バスを三回くらい乗り継いで半日くらいかかったよ。遠かったー。途中から坂道すごくて、うわーくるちゃんこんな道走ってるのかと思ったよ。


スタート地点:清境


106㎞のスタート地点。246㎞のくるちゃんは二時間前に通過!



「石川さん、なかなか現れなくてスタート30分くらい前にやっと会えたよ。お話できて良かった。」


夜8時スタート


「150kmのエイド(くるちゃんのリタイア場所)が見えてきて、あーエイドかな?なんかザワザワしてる、なんかあったのかな? と思ったら、あれ!? 白い人! まさかくるちゃん!? くるちゃんなの!? くるちゃーーん! って気持ちだったよ。こんな形で会うと思ってなかった。」

「スタッフを説得したんだけど、スタッフに、ここまでも人に連れられて来たんだ! とか次の関門も間に合わないよ! とか言われて、その人の表情をみてこれ以上言ったら怒られる。日本人わがままだって思われたくないって思って諦めた。」

「騒動にしたくないなと思って、皆さんありがとうございます。お騒がせしました。くるみをよろしくお願いします。って言って去ったよ。本当はこのくらいいつも通りなんだって説得したかったんだけどね。」

「ショックだったよ。完走すると思ってたから。」



「標高3275m!」

「頂上を越えてからが睡魔との闘いだった。ランナーにずっと背中押してもらって走りながら寝てた。」
「とにかく朝日待ち。大きな声で歌った。」


「とにかく眠かった。」




「制限時間余裕だと思ってたら走れてないせいで、いつの間にかどこの関門もギリギリ。でもここは台湾(厳しくなさそう)。甘くみてました。」



「韓国人に薬もらった。」




「ずっと集中力なさ過ぎだったけど、関門アウトになりそうで、やっと本気で走れた。」
「暑い。」



「ここは台湾。ちょっと過ぎても大丈夫ー。なんて思ってたら、本当にリタイアバスが横に止まって、乗れって。」
「うっそーー! リタイアなの!?」
「(いや、ここは台湾。)お願いです。お願いです。走りたいです。と手を合わすと、じゃあ、次のエイドに12時までに着けるか? と聞かれ、はい! と返事。猛ダッシュ。」



「タロコに着いた。」
「くるちゃんの好きな岩だよー。」
「昔、観光で来たな。」
「ていうかゴールどこ??わからない。」
「あぁ。予習してないのが悪いのか。」


「あのお家ぽいところかな?」
「ブブー不正解。本当のゴールは更に5キロくらい進んだところでした。」


「くるちゃーーーん」


「遠かった。高かった。眠かった。