岡山県のチョコさんです!
これもツアーに組み込まれているぶんで、ジャージャー麺のお店だそうです。
お水はなく、飲み物は各自それぞれで頼むシステムでした。
日本であまり見ない、杏仁茶とココナッツジュースを注文したら缶とストローが出てきました。
食器と食器のぶつかる硬質な騒音で頭がガンガンします。
カラフルな生野菜が痛む喉に潤いを与えてくれました。
麺の上に具材が奔放にぶちまけられたジャージャー麺は丼の大きさもインパクトがあります。
食欲がなくほとんど食べられなかったのですが、日本に帰ってから食糧難になった時のために残飯をタッパーに詰めて持ち帰りました……。
ガイドさんが、この旅で何度言ったかわからない「こんなことする日本人は初めて」というセリフを言っていました。
でしょうね。
だいたい、後頭部に顔のある日本人も、わたしは今のところ自分しか知りません。
ごちそうさまでした。
残りは日本でいただきます!
車中ではいよいよ気分が悪く、武内さんの膝を借りてダウン。
北京空港に帰ってきました!
籐で編んだような天井の模様も懐かしく感じます。
チェックインまでの時間も余裕です。
すべて規律正しく行程が計画されているので、乗り遅れたり目的地が閉館していたりすることももちろんなく、安心安全な旅でした。
光量が足りず顔色が暗い時も、チョコさんの笑顔はいつまでも笑顔のまま固定されているのが後頭部の素晴らしい特性でした。
搭乗手続きまでの待ち時間に武内さんからもらったパブロンを服薬。
パブロンのCM気分でハイポーズ。
顔色もパッと良くなりました。
アイスを食べる元気はあります。
アイスを食べたら気分も良好に。風邪薬よりも即効性がありました。
味は忘れました。
両替したぶんを使いきろうと、カフェに入って小銭と時間をつぶしました。
お金使い切れたかな、と父に聞くと、まだあるとのこと。
しかし日本円に両替し直そうとはせず、武内さんに「次もし中国に行けるとしたらどこがいい」などと聞いています。
武内さんは「チベット」と間髪入れずに答えてから、不安な顔で「…チベットって中国で合ってますか?」と聞き直していました。
わたしもわたしもー…。
搭乗時間まで中国らしいお土産を物色しましたが、優柔不断で困りました。
出発の時が来ました。
さよなら北京!
ザイツェン(再見)ベイジン(北京)!
機内での記憶はありません。
機内食のことも覚えていません。
父は、マスクをしている武内さんはスルーしてわたしがチェック対象になったことに驚嘆しており、顔色や歩き方で体調不良の者を選り分けているのだ熟練の技だと興奮気味に主張していましたが、武内さんは「センサーじゃないかな。」と冷静なつっこみを入れていました。
家に着くと、北京から持ち帰ってきたジャージャー麺等のタッパーを広げ遅い夕食に。
わたしは依然として食欲不振でコンビニのゼリーなどを食べており、結局ジャージャー麺は消費できないまま2日後冷凍庫に移送されることに…。
チョコさん、おいしいものを食べさせられなくてすみません。
父が寝た後、武内さんに「後頭部の撮影のために父を待たせることになり、それが不機嫌の素になるのがやりづらかった。」とグチると、「あんな理解あるお父さんいないよ」と厳しく叱られました。
「ちょうどいいバランスだよ。考えてごらんよ。お父さんがすごく積極的で『皆さーん! うちの娘の後頭部見ていってくださいよー! おもしろいですよー!』とか言いだしたらどうする? 地獄だよ。くるちゃんいたたまれないでしょ? 今がベストだよ」
確かに!!!
父親がそんなステージママみたいなことをし出したらと、考えただけでとても耐えられません。
先日などは、『武内さんが父のお誕生日をお祝いしてくれたお返しが、今回の北京旅行である』という記述を読んだ知人が、「わたしも来年はお父さんの誕生日祝いしに行くよ! お返しはフランスあたりでいいよ!」と虫のいいことを言ってきたのですが、そのシステムいいなと感心しました。
父よいつまでも長生きしてください。
中国はわずか5日間の滞在とは思えぬ密度の旅行で、ブログもなかなか中国から抜け出せず、とても長く感じました。
中国の旅行記を書きながらタイとロシアに行ったため、自分が今どこにいるのか混乱することもしばしばでした。
今は、ロシアから帰ってくる機内で「ルーシー」という主に中華圏が舞台の映画を観終わったところです。(最高でした)
現実の進度からかなり遅れをとっていますが、ブログではこれからタイ旅行が始まります。
中国へいっしょに行ってくださった皆さま、ありがとうございました!
後頭部のみんなのおかげで、自分ひとりでは見ることのできなかった中国の方の笑顔をたくさん見られました。
中国には色々な先入観を持っていましたが、幸せな時間を過ごせたことに感謝したいです。
チョコさんも、皆さまも、本当にありがとうございました!