後頭部ビジネス

若木くるみの後頭部を千円で販売する「後頭部ビジネス」。
若木の剃りあげた後頭部に、お客さんの似顔絵を描いて旅行にお連れしています。


*旅行券の販売は現在おおっぴらにはしていません。*

2014年11月28日金曜日

番外編 みさとちゃんのウェルカムボードと動画

いとこのみさとちゃんが結婚しました!
おめでとうございます!

ハッピーウェディング動画
http://youtu.be/v2bIyn0XXtE


ウェルカムボードをつくりました。

みさとちゃん

かずおみさん

撮影するとき大変だったのは、白い背景を家の中に探すことです。

写真を現像してざっくり切り抜きます。

文字は、手でかたちづくりました。

自信作だったのに親戚に気持ち悪いと言われて、率直に自分はウェディングボードには向いてないと思った。
これすごいハイセンスだと思ってるから…。

わたしは好きです。変かな。変かも。

ウェルカムボードの前で口論する父と姉。
原因は父のご祝儀の封筒の紐がちょうちょ結びだったからです。本当は結婚の時は結びきりという水引にしなくてはいけないのに父がそれを知らなかったため「常識がない」と言って姉に猛烈に怒られているところ。

結婚式はすばらしかったです。

わたしはご主人の一臣さんを写真でしか見たことがなかったので、ご本人と似顔絵とが似ていますように! と緊張しながら出席しました。イケメンでした。ずっと絵と同じしわしわの顔をしていてほしかったです。


しわしわになれ!

みさとちゃんは小さいときから仲よくしてくれる、あこがれのいとこでした。
お正月はいとこのみんなと遊べることが何よりうれしかった。
明るくてバレーが上手で、すごいなあと思っていました。
わたしは母親の教育方針でいつも変な手作りの服を着せられていたのですが、たまにみさとちゃんのお下がりの服をもらえると本当〜にうれしくて、市販の服だ市販の服だ! と宝物にしていました。みさとちゃんの服を着ている時だけ自信があった。そういうのみさとちゃん知らないんだろうなあ。
回想にふけっていると、何度も天を仰ぐ父の様子を見た姉が「雪辱を果たそうとしているようだ」とバカにしていて、ちがうよ! 涙をこらえる感動的な場面じゃん! おねえちゃんそういうおもしろいこと言うならわたしは自分の発言としてそれブログに書いたりするよ! 心の中で思いました。
それから美しく剥かれたカニに感心して、すごいカニカマだねと興奮すると、なんで結婚式にカニカマが出るんだと言って姉にまた笑われた。常識がなくてかなしい。
父は次々流れるビデオ演出に釘付けで、「武内さんの動画を見てすごいと思っていたけど今はだれでも編集したりできるんだねえ」と、内容よりもむしろ文明そのものに痛み入っていました。何時代から来た人なんだろうと思いました。結婚式でタイムトラベルまでできるとはお得なことでした。

控え室では、談笑する皆の輪に入ることなく父が片隅でじっと体育座りをしており、体育座りって…。社会性があまりにもなかった。自分の自閉傾向の源流はこれだと思いました。DNAに危機感を持ちました。

みさとちゃん本当におめでとうございます!
みさとちゃんと同じ血だと思うと希望が持てますありがとう。
みさとちゃんと一臣さんとは高校の同級生なんですって。
うらやましすぎて何の感想も持てません。
いつまでもお幸せに!!