町には大統領オバマさんのレリーフや看板がたくさんありました。
旅館の部屋は海に面していて、見事なオーシャンビューが望めました。
地元の高校生の清純異性交遊の様子も望めました。
制服着てるってだけで甘酸っぱかったです。
バルコニーから身を乗り出して、景色に見とれる観光客を装い高校生をガン見していたら、「おーい！」と皆がこちらに手をふってくれ、盗撮していたことにやましさを覚えました。
慌てて「おーい！」と叫び返して、「ありがとー！」武内さんと並んで、ぶんぶん手を振りました。でもそれ以外に何も気の利いた言葉が浮かばなくて、あたたまった空気が海風に吹かれてひゅるっとほどけた。
あれからずっと、忘れものをしてしまったような、煮え切らない気持ちでいます。
これまで台湾を舞台に、ひとつ覚えの「我愛台湾」でやってきましたが、日本用の決め台詞を用意できていませんでした。
武内さんが、「イエス、ウィキャン」って言えばよかったとつぶやきました。そっか〜。それか〜！ 後悔に苛まれました。
夕陽が海に沈むタイミングでちょうど地平線に雲が走って、サンセット、拝めず。
明日は、鯖街道ウルトラマラソンです。
鯖。
後頭部の顔はさかなくんです。
かぶり物を取ると一気に浪人みたいになります。
もうさかなくんじゃない。正体不明。
ぎょぎょぎょ。
お夕飯豪華でした。
でも鯖はメニューになかったです。
仲居さんにスリーショットを撮っていただきました。
たぶんアルバイトだと思うのですが、年端のいかない女の子で、いかなる質問にも「わかりかねます」と首をひねるのが初々しかったです。
お刺身は、頭としっぽのついた鯛をメイン飾りに迫力あるレイアウトがなされていたのですが、この鯛のアラ捨てられちゃうのかなあ、うちに持って帰って圧力鍋で煮たいと思いました。実践できなかったけど……ちゃんと猫とかに与えて、無駄になっていないといいです。
お料理堪能しました。マラソンにかこつけて贅沢させていただきました。
温泉にはサウナがありませんでした。
おやすみなさい。
