後頭部ビジネス

若木くるみの後頭部を千円で販売する「後頭部ビジネス」。
若木の剃りあげた後頭部に、お客さんの似顔絵を描いて旅行にお連れしています。


*旅行券の販売は現在おおっぴらにはしていません。*

2015年4月2日木曜日

高橋美那さん、民芸市場でお買い物

 
美那さんでした。
お写真を見た時から、宝生舞に似てると思い詰めていたために「宝生舞」と呼んでしまっていました。
去年六甲で風船お絵描きに参加してくださったそうで、うれしいな!
旅券の申し込み締め切りを一日過ぎてしまいましたが…とご連絡を下さいまして、遅れられるとこちらも早くしなきゃというプレッシャーが緩和されるので、むしろありがたかったです。

描けました!
美那さんのように両手を広げて頬を挟みたかったのですが、そうするとなんでか、宝生舞より宮尾すすむに見えてしまったのでやめました。

今泊まっている日本人向けのゲストハウス「カサカサ」の屋上です。

壁いっぱいのかわいいイラストが、自由でこだわらない校風の寮みたいで、自意識に正直になると、30オーバーにはややきつい気がしました。

ロン毛の若者が集う場所でした。

サンクリストバルは1日あれば回れるぐらいの小さな町のようです。
細かい字で特色の書き込まれた手製の地図が親切でした。

お散歩がてら、民芸品市場を目指して出発しました。


道中あった掃除用具やさんです。
わたしはモップに親近感を覚えます。背が高いから…?

カラフルな民族衣装の数々が目に飛び込んできました。

アンチナチュラルなポンチョは、鮮やかすぎて絶対敵に狙われると思いました。

サンクリストバルは、先住民文化とコロニアル文化が混ざり合うところだそうです。コロニアルってなんだろう?


女子力の上がりそうなピンクの部屋は、文化や民族を超えたセンスでした。

市場の中の人で賑わうお店で、朝ごはんを食べました。
タコス。


冬瓜のスープはやさしい味わいでした。
この旅でわたしはやたらとスープを欲していました。癒しを求めていたのでしょうか。

それからホットチョコレートがびっくりするぐらいおいしくて、何これ!  おいしいんですけど!!  目を剥いたら、このへんはカカオが名物なんだそうでした。普通じゃない感動がありました。


鶏をたくさんぶら下げている人を見ました。いくらぐらいで売れるのかな。

革のサンダルかわいいなあ、見てるだけだけど。と思いながらもうっかり値段を聞くと1200円くらいで、手が届く価格…!  心が揺れました。

今履いている靴が猛烈に臭く、他者との共同生活が限界にきていたので、これは生活必需品なんだ…と言い聞かせて、購入を決断しました。


マンゴーも買えて幸せです。


ミニチュアのお城を大きくしたみたいなキッチュな教会に、皆にこにこしています。




街は工事中のようで、たくさんの方々が一心に建物の修繕に打ち込んでいました。
人の手によって、昔ながらの街並みが保全されているんだなとしみじみしました。

街のあちこちにある風にたなびく旗はレース模様の切り絵で、ビニール製なので風雨にも耐えるみたいです。


このとぼけた獅子が最高でした。

道の曲がり角で気をつけをしているこの人はなんなのかという話になって、戦士?  兵隊?  ミイラ…?
「昔は本当にこういう人がいたんじゃない?  守り神だよ」という武内さんの意見が採用されました。

市場をぶらぶらしていると、たくさん声をかけてもらいました。

車から呼び止められもしました。


極めて美人でスタイルも抜群のふたりはフォトグラファーだと名乗っていたので、お願いして武内さんといっしょの写真も撮ってもらいました。

プロによる一枚です。
美那さんを指差して、ソーキュート!  と褒めちぎってくれるので、でしょでしょー?  と思って、かわいいかわいいと言い合いました。




サンダルを買ったせいで物欲に火がついて、生活必需品じゃない人形まで、ふたつも買ってしまいました。
フェルトでできたサルとネコ。

そうこうしていると買ったばかりのサンダルのかかとが壊れてしまったので、修理にもう一度行きました。
すぐに片足を交換してくれたのですが、そうすると左右の色味が違ってしまうため、しつこく元のがいいとごねるとしぶしぶ直してくれました。

そうこうしていると、武内さんも「…ほしいなー」と非常に珍しく購買意欲を見せ、わたしは自分ばかり買い物をしているのが後ろめたかったので、過剰におだてて後押ししました。
たくさん試し履きをして、結局色違いのサンダルを買いました。仲良し!

今晩乗る、夜行バスのチケットを買いました。バスターミナルに午後10時半待ち合わせと決めて、先輩たちとは別行動になりました。


道行く人に呼び止められたり、写真を撮るたびにお待たせしてしまうのがかたじけなかったので、バスの時間まで自由!  と思うと解き放たれた気持ちでした。

自由と決まるとぼーっとしてしまって、椅子に座って暮れなずみました。

美那さんの女子力にあやかって、久方ぶりにショッピングなどに精を出してしまいました。足が臭い時点で女子力はゼロどころかマイナスでしたが、新しいサンダルのおかげでやっとスタート地点に立てます。
お店の方と交流できたのも楽しかった!
美女を後頭部に連れて歩けて鼻高々でした。
美那さん、たのしい1日をありがとうございました!